なんと”花びら”が入っているグラノーラをスイスで見つけちゃいました♪
まさか”花びら”が入っているなんて・・・・
おしゃれですよね♥
中身はこんな感じ。
青紫の花びらがロマンチックで何だかウキウキし、食べる前は気持ちが高ぶってしまします。(笑)
私はアーモンドミルクと一緒に食べるのが好きです。このグラノーラにはココナッツやヘーゼルナッツなども入っており、たくさんのナッツの風味とグラーノラの組み合わせをとても気に入っています。
青紫の花びら:ヤグルマギクの花
調べてみると、入っている花びらの名前は「ヤグルマギク(ドイツ語:Kornblumenblüten)」、ヨーロッパ原産の花だそうです。
ヤグルマギクの豆知識
- 青紫色の美しさから、最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」(ヤグルマギクの花の青)として引き合いに出される。
- ノヴァーリスの小説『青い花』(邦題;原題は「ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン」)に登場する青い花(ロマン主義の象徴ともされる)はヤグルマギクといわれる。
- ツタンカーメン王の棺の上にはヤグルマギク、蓮、オリーブ等で作られた花輪が載せられていた。
- マリー・アントワネットが好んだ花であり、洋食器の『小花散らし』の模様は彼女がデザインしたヤグルマギクの柄に由来する。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この花には素敵な背景があるんですね。さらに気分が上がります…!
花びらを食べてみて、味に”くせ”は全くないです。見た目で楽しめます♪
どこで買える?
木のマークが目印のスーパーマーケット『SPAR』で買うことができます。
スイス人御用達の『MIGROS』、『COOP』には及びませんが割と大きめのスーパーマーケットです。
『SPAR』は、そもそもオランダのアムステルダムに本部を置く、ヨーロッパを中心に30カ国以上の地域で展開する世界最大の食品小売りチェーンです。
なのでスイスではなくてもヨーロッパであれば、お買い求めいただけます。
このグラーノラのさらなる “プラスα”
最初目に入ったのは、先ほどご紹介した”青い花びら”なんです。
しかし調べている途中で、たくさん興味深い事柄を発見することができました。
その他の原材料:サイサリスとは?
原材料を調べるにあたって、ドイツ語で書かれた原材料名とにらめっこをしていたのですが「Physalis(サイサリス)」という見たことない言葉を見つけました。このグラーノラを食べていても、甘酸っぱさと色から、杏子かな?と思っていたのですが、後々、この言葉を知らベてみると、なんとホオズキの実でした。
ホオズキの実が食べられることはご存じでしたか?
私は知りませんでした。
ホオズキと言えば、夏~秋ごろに祖母がいつも乾燥したものを”飾り”として使っていたイメージ、そして地元では毎年ホオズキ祭りという行事が秋に行われており、私が知っているホオズキに関する知識はこんなものでした。。。
先ほど述べたように、味は甘酸っぱくて爽やかさがあり、フルーティーな感じがとてもこのグラノーラのアクセントになっています。
また、個人的にドイツ語ではホオズキを「サイサリス」と呼ぶ響きが気に入っています♪
パーム油が入っていない
パーム油と言えば、インスタント食品やスナック菓子、ジャンクフードの揚げ油として、また洗剤などにも使われています。常温は固形であり、固形のパーム油は口に中でとろけることから、チョコレートやアイス、マーガリン、ホイップクリームの代替品として使われています。
なぜ、わざわざパーム油が入っていないことを強調するのか?
なぜなら、パーム油を生産するアブラヤシ農園は、熱帯の森林を切り開いて作られるからです。
パーム油は世界で最も生産されている植物油です。世界中でパーム油を消費しているということは、森林が驚異的なスピードで消え続けていることを意味します。
パーム油のために熱帯雨林が失われ、希少な動物が絶滅の危機にさらされています。
アブラヤシは高温多湿の熱帯地域で育つ植物です。原産国は西アフリカや中南米ですが、1960年代以降マレーシアで、1980年代にはインドネシアでプランテーションによる栽培が盛んになりました。現在、パーム油生産の80%以上はマレーシアとインドネシアで行われています。
少しでも環境に優しい商品として売り出しているようですね。街中に住んでいる私にとっては、遠いところの環境破壊を考えるのは、正直言うと少し難しいです。これを機にもう少し意識してみたいと思います。
日本では”植物油脂”などと表記されているようです。
おわりに…
ひとつのグラーノラの商品からだいぶ話が広がりました。ひとつの商品の中にも、探してみればたくさんのストーリーが背景にはありますね。
珍しい商品なので是非スイス、またはヨーロッパに来て「SPAR」を見つけた際は、一度こちらをお目にかかってみてはいかがでしょうか。
お土産にいいかどうかは・・・わかりません(^^♪
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