新海誠『すずめの戸締まり』を見た感想を簡潔に【※ネタバレあり】

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雑談
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昔、学生のころ、読書感想文や授業などで見た映画などの感想を書くのが好きではなかったです。というのも、内容がつまらなかったんでしょうね。

ところが今こうやってブログに、たまに見たドラマの感想や考察を書いたりしているのを思い出して、やっぱ心に残ったから書きたくなる、そういう順序を辿っているんだなと実感しております。

話がずれましたが、先日、新海誠さんの「すずめの戸締まり」見ました。

正直、今回のアニメのような、感情をむき出しに声に出すようなタイプのものはあまり得意ではありませんが (いきなり否定から入ってすみません)、心に残ったことがあったので今回はそれを簡潔に書き留めていきたいと思います。

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映画全体的に

今まで見て来たアニメ、アニメ映画の総作とも言えるような、キャラクター、怪物、そして音楽だと思いました。アニメにしては壮大で盛り上がりのある曲を使っているのだなと関心しましたが、どこかで聞いた事あるような…という感じがよくしました。

日本を南から北まで移動し、方言を聞いたり、県を移動していく様は、一緒に旅しているような感覚で楽しかったです。私自身も西日本出身であるため、方言が懐かしかったです。

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震災のことを思った

映画の中盤、後半からやっと気づきました。「あ、あのときの震災のことなんだ」と。

私はあのとき、津波が来た時の様子を生中継で見ていました。ちょうど修学旅行から家に帰って来た時のことでした。飛行機で東京を発った直後、東北で地震が起きていたのでした。

今こうやって10年以上経ちますが、それと同時にあの時に震災で残された、主人公もすずめのような子どもたちが今また大きくなっている、そしてこの映画はその子たちへの大きなメッセージだと気づきました

心に残ったこと

廃墟の遊園地の観覧車のところで、すずめに誰かが言いました「まずは自分の後ろ戸を閉めろ」と。(ソウタが言っていたかな?)

そのときは何となく腑落ちなかったのですが、あとあと気づきました。すずめにはあの幼き頃の記憶を….

誰にでもあることだと思います。震災だけでなく、子どもの頃にあった辛い記憶、若かりし頃知らず知らず傷ついていた記憶、ぶり返したくない記憶。

“自分の後ろ戸閉める”とはその頃の自分ともう一度対面するということ。

すずめが幼い頃ののすずめに最後に出会い、「それでも明るい未来が待ってる」的なことを聞いた幼い頃のすずめはやっと生と死の狭間のような場所(?)から出ることができました。

どんなに辛いことがあったとしても、今辛いことがあったとしても、さらに大人になった自分が今の自分に、そして今の自分が昔の自分にそう優しく語りかけてくれる、そう思うだけで、この先何があっても生き続けることができると思いませんか?

言うのは簡単ですよね。

おわりに

私も、自分の後ろ戸、ちゃんと閉めきりたいです。ですが、完全に閉めきるには、なんだかもう少し時間がかかる気がします。

ですが、今の自分にも未来の自分がきっと「大丈夫だよ」言っていると思います。

みなさんはいかがですか?

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事を書いた人
あずき

韓国ドラマ『愛の不時着』を友人から勧められて見て以来、コロナ禍でスイスに来ることのできない日本の皆様に向けてロケ地などを紹介していました。このブログでは、スイス旅行に役立つであろうことだったり、変哲の無い日常での出来事だったりを綴っています。記事を読んでくださる皆様のお役に少しでも立てれれば、嬉しいです。

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