スイス、そしてヨーロッパ各地の空が黄色に・・・?

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saharadust 雑談
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これは2021年2月6日に起きました。昼前いつもどうりに外へ出てみると、なんだか空が黄色がかっている・・・

おかしいなと思いましたがそのときは気にせず過ごしていました。しかし、なぜかさらにどんどん黄色くなっていくではありませんか。

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なんとそれは”アフリカ大陸”からやってきた

なんとそれは、アフリカ大陸にあるサハラ砂漠からやってくる””なんだそう。塵と言ってもきっと””のことですよね・・・

日本で言う、中国からの”黄砂”みたいなものだと捉えています。

サハラから飛来する砂は「サハラダスト」や「アフリカンダスト」などと呼ばれているそうです。

スイスのチューリッヒではドイツ語で「Saharastaub:サハラシュタウブ」と呼ばれています。”Staub:シュタウブ”は塵、埃という意味

この時期のサハラダストは主にヨーロッパ南部に運ばれますが、ときにはイギリスなど北部にまで到達することもあるようです。今回のサハラダストはスイスよりも北、ドイツの方まで飛来していたようです。

実は良い面がある

黄砂と同じくサハラ砂漠からのサハラダストも、飛んでくる途中段階で有害物質と結びつくことがあるため、大気汚染物質として敬遠されていますこのときに花粉症のような症状がでる人もいるようです。自分としてはここ最近、顔に痒みがあり定かではありませんが「もしかしてこのサハラダストのせいでは?」とふと思いました。

がしかしその一方で、砂はカルシウム・リン・鉄といったミネラルを豊富に含んでおり、陸海両方の生態系に欠かせない現象なのだそう。

また、海に落ちた砂は、プランクトンなど海洋生物の栄養分になるほか、遠くアマゾンに飛来し、動植物を支える大事なミネラル源ともなっているそうです。

これを知った時には、起こるべき自然の現象だな、と納得しました。

サハラ砂漠に吹く風

サハラからは季節によって周辺地域に風が吹き込む。

冬にギニア湾や大西洋岸に向けて吹き込む風はハルマッタンと呼ばれ、熱風ではなくむしろ涼しい風であるがきわめて乾燥しており、この地方に乾季をもたらす。

夏に北のリビア方面に吹き込む風はギブリと呼ばれ、熱く乾いている。この風がイタリアにまで到達するとシロッコと呼ばれるようになるが、間の地中海で水分を吸収するため湿った風となる。

春にサハラからリビアやエジプトに向けて吹き込む熱く乾いた風はハムシンと呼ばれる。いずれの風もボデレ低地を中心としたエルグから巻き上げられた砂塵を大量に含むため、周辺地域に大量の砂塵を降らせ、市民生活に多大な支障をもたらす。この砂塵はさらに海を越え、ヨーロッパや北アメリカ、南アメリカといったほかの大陸にまで到達する。巻き上げられる砂塵の量は年間20億から30億トンにもなり、2月から4月にかけてはカリブ海や南アメリカ大陸に、6月から10月にかけてはフロリダ州などに降り注ぐこの砂塵は黄砂のようにさまざまな害をもたらす一方、アマゾン熱帯雨林に必要な栄養素を補給するなどの役目も果たしている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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サハラ砂漠の概要を調べてみた

せっかくの機会なので、サハラ砂漠についてほぼ何も知らないので簡単に調べてみました。

サハラ砂漠は、アフリカ大陸北部にある砂漠で、アフリカ大陸の3分の1近くを占めます。また、なんとアメリカ合衆国とほぼ同じ面積あります!(考えたこともありませんでした・・・)南北1700kmにおよぶサハラ砂漠では一年を通して、ほぼ雨が降らないのです。

”サハラ”とは、アラビア語で「何もない」「砂漠」「荒野」

サハラ砂漠全体の人口は約2,500万人ということなのですが・・・ちょっと自分は知識足らずで、どういう暮らしをしているんだろう?と思いました。

調べてみると、砂漠を横切って荷物を運ぶ人たちだそうです。住んでいるというよりかは、通過しているといった方が良い気がしますが、砂漠と言ってもオアシスがあるところには小さな村があったりはするのではないでしょうか。(サハラ砂漠内にも都市があるのだそう)

そして、その荷物を運ぶ人達は、片道600kmを二週間かけて歩き続けるのだそうです。そのお供をするラクダなのですが、最初に水を十分に飲んでおけば、10日間ほどは水がなくても歩き続けられるのだそう・・・!

また、テントを張って暮らしている人もいるようです。

今年のサハラ砂漠はというと・・・?

サハラ砂漠と言えば暑い・・・もはや”熱い“ですよね、きっと。調べていても、一年を通して雨はほぼ降らず、40度~50度の気温が普通にあるのは皆さんも知っての通りだと思います。

しかし驚いたことに、今年はなんと雪が降ったのです!(過去42年間で3回目なのだそう)スペインに近い地域で雪が降りました

今年と言えば、スイスでも例年より寒い日が続き、1月には10年以上ぶりの大雪になったり、スペインのマドリードでも稀にみる雪が降ったりなど、世界各地で稀に見る寒波を観測しました。

おわりに

突然いつもの空が黄色くなり、砂漠からの砂なんて「空気が悪くなるな~」と思っていたところ、これは自然に欠かせない現象でもあると知り、今回こうやって調べてみてよかったです。

最後までご覧頂き、誠にありがとうございます。

この記事を書いた人
あずき

韓国ドラマ『愛の不時着』を友人から勧められて見て以来、コロナ禍でスイスに来ることのできない日本の皆様に向けてロケ地などを紹介していました。このブログでは、スイス旅行に役立つであろうことだったり、変哲の無い日常での出来事だったりを綴っています。記事を読んでくださる皆様のお役に少しでも立てれれば、嬉しいです。

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