スイス・ロートホルン鉄道に乗って来ました!【最新情報・登山列車値上げ】

スポンサーリンク
スイス
この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク

先日、チューリッヒからブリエンツへ行きました。ブリエンツには何回か行っているのですが、今回初めて、登山列車で蒸気機関車でもある、ロートホルン鉄道に乗ってきました。

スポンサーリンク

ロートホルン鉄道に乗るには?

ブリエンツ駅へGO

駅のすぐそこに山があり、湖があり、駅周辺でも十分に楽しむことができるブリエンツ。

すぐ近くにクルーズ船の乗り場もあります。

電車でブリエンツに行くには2つの行き方があります。

ルツェルン経由

チューリッヒ中央駅から約2時間半かけてブリエンツへ。ルツェルン駅で一回だけ乗り換えます。私はこの行き方で行きました。もうこの時期(2023年7月時点)ではものすごい量の観光客が・・・!

ルツェルンからブリエンツ区間の山岳地帯の景色は見物です。私は電車に乗っているだけでも好きですね。スイス鉄道関係者もこちらの経由をおすすめしていました。

ルツェルンを出てすぐは、あの有名なピラトゥス山を見ることができます。ザクセルン駅では、美しいサルネン湖を眺めることができ、そしてその後、『愛の不時着』の最終回の地として知られる、カイザーシュトゥール駅、ルンガーン駅を通過します。

電車料金は、片道48スイスフラン。私はスイス鉄道の半額パス(Halbtax)を持っているので、半額の24スイスフランでした。

ベルン経由

チューリッヒ中央駅から約2時間40分かけてブリエンツへ。ベルン駅とインターラーケン東駅で2回乗り換え、又はインターラーケン東駅で一回乗り換えて行くことができます。

ベルンを出てからは、『愛の不時着』で登場した、シグリスウィルが面するトゥーン湖を眺めることができます。また、最終話で登場したホテル、インターラーケン西駅からすぐです。ベルン経由ではインターラーケン東駅での乗り換えが必須になってきます。

電車料金は、片道37スイスフラン。もうほぼ、電車で観光できてしまいそうです。

スイストラベルパス等について

  • 列車、バス、ボートでスイス国内を無制限に移動できる
  • 定義された連続した日数に有効(3、4、6、8、または 15 日間のパスをご利用いただけます)
  • 500 以上の美術館への入場が無料
  • ほとんどのケーブルカーツアーで最大 50% 割引などの特典がある

旅行者様のニーズに合わせて、トラベルパスにするか、ハーフフェアカードにするかは吟味した方がよさそうです。

その他のトラベルパス (スイスハーフフェアカードなど)

乗車の仕方・値段

線路を挟んで、湖の反対側に、ロートホルン鉄道の乗り場があります。

夏休みシーズンなどは、チケットを事前に予約することをお勧めします。現地でその日に調達しようとしても、売り切れている場合があります。ホテル、他の観光施設を利用する場合、割引サービスなどありますので、要チェックです!

私は今回、往復チケット56スイスフランで購入しました。オンラインで購入し、同時に座席保障(+8スイスフラン)が追加されました。座席保障とは、行きがけのみ有効で優先搭乗みたいなものです。日にち・時間指定ができます。オンラインでの購入は自動的に座席保障がプラスされます。

これもスイス鉄道の半額パス(Halbtax)で半額で購入しました。

値段表

※多くの方が購入する往復チケット

一人当たりの値段 (スイスフラン) 半額 普通額 子ども(6-15歳)
往復
ブリエンツ → ロートホルン 48.00 96.00 10.00
ハイキングチケット 40.50 81.00 10.00
ブリエンツ → プラナルプ 32.00 64.00 10.00
0836チケット ブリエンツ → ロートホルン 38.50 77.00 10.00
一人当たりの値段 (スイスフラン) 半額 普通額 子ども (6-15歳)
片道
ブリエンツ → ロートホルン 31.00 62.00 5.00
ブリエンツ → プラナルプ 20.50 41.00 5.00
0836チケット ブリエンツ → ロートホルン 25.00 50.00 5.00

ハイキングチケットとは

ハイキング チケットを使用すると、電車で 3 つのセクションを快適に移動し、途中下車してハイキングを楽しむことができます。

例: ブリエンツ → プラナルプ → ロートホルン(列車移動) / ロートホルン → プラナルプ(ハイキング) / プラナルプ → ブリエンツ(列車移動)

徒歩の区間は自由に選択でき、チケットの購入には影響しません。

耳寄り情報: プラナルプからメットリ / ミリバッハを経由してブリエンツまでの美しいハイキングをすることで、スイスの本来の側面、鬱蒼とした森、緑豊かな牧草地、野生の小川を見ることができます。

ハイキングの際は動物や他の人間に配慮するようにしてください。ゴミは持ち帰りましょう。

※特にロートホルン周辺の赤と白のマークが付いているルートは、耐候性の服装、滑りにくい靴底を備えた適切な靴、および健康状態が良好な状態で臨むことを強く推奨されています。したがって、ハイキングをしようと思っている方は、トレッキングシューズをお履きください。

0836チケット(始発チケット)

朝の始発列車 (ブリエンツ発午前 7 時 36 分と午前 8 時 36 分) のチケットを特別割引価格 、わずか 25 スイスフランからご購入いただけます。 特別価格でのチケットは枚数限定(100枚)となります。

スイスの登山列車、各地で値上げ

ロートホルン鉄道の値段ですが、以前より値上げしているようです。(以前は普通額が84スイスフラン)

スイスの観光スポットにある登山鉄道やロープウェイでは、運賃が上昇し続けている。過去8年間の値上げ率は最大で3割だ。
スイスの山岳交通事業者21社のうち、ルツェルン湖の南に位置するシュタンザーホルンの交通事業者をのぞく全社が、2015年以降に運賃の引き上げを行った。

過去8年間で運賃の値上げ率が最も高かったのは、マッターホルンなど4千メートル級の名峰と氷河が広がるゴルナーグラート展望台の31%で、次に東スイスで絶景パノラマが楽しめるゼンティス山(29%)と、世界遺産のベルニナ線の駅からわずか10分で到着できるディアヴォレッツァ展望台(29%)が続いた。

同紙によると、運賃改定が行われた理由の一つは、スイスハーフフェアカードや、トラベルパス(GA)の普及にある。カード・パス購入者は、スイスの主な鉄道、バス、湖船や主要都市の市内交通を割引価格もしくは無料で利用できる。

アッペンツェル地方で人気の観光地を運営する方によるとホーアーカステンで回転展望台レストランとケーブルカーを運営するマルティン・エブネター氏は同紙に対し「12年前は旅行者の45%がハーフフェアカードかトラベルパスのどちらかを持っていた。今年は70%だ」と明かし、過去8年間で21%も運賃の引き上げを行ったのは、必要に迫られてのことだったと説明した。

一方、ツェルマット山岳交通の広報担当マーク・ラーガー氏は「毎年施設が新しくなったり、新しいエリアがオープンしたりしていている。10年前、20年前と現在を直接比較することはできない」と話し、運賃の値上げは旅行者に提供できるサービスのアップグレードに応じたものだと説明した。

2023/06/26

引用元:スイスインフォ| swissinfo.ch

スポンサーリンク

様々なオファー

ただ蒸気機関車に乗るだけではなく、ロートホルン鉄道ではさまざまなサービスを提供しています。

  • 夜の旅
  • 早朝朝食サービス
  • 蒸気でソーセージ
  • フルムーンディナー
  • フットプレート乗車
  • 誕生日無料チケット などなど!!

詳しくはこちらを翻訳してご覧ください。

蒸気機関車

行きがけは、蒸気のすぐ近くに座ったので正直とてもうるさかったですが、車体が見れて、とても興味深かったです。音量に注意して是非見てみてくださいね。

 

Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an

 

Ein Beitrag geteilt von AdzuKi (@qz9_jts)

ブリエンツ=ロートホルン Brienz(566m)=Brienzer Rothorn(2252m)  1892年開業の伝統を誇るアルプスの登山鉄道。ブリエンツ湖畔からブリエンツァー・ロートホルン山頂へと結ぶ路線は、電化されておらず、スイスで唯一、蒸気機関車での定期運行を続けている鉄道としても知られています。 1891/92年式の蒸気機関車かディーゼル車で可愛らしい赤色の客車を牽引し、アプト式ラックレールで山の斜面をのんびりと上っていきます。山頂にある山岳レストランと展望台から楽しむ眺望と多彩なハイキングが魅力です。

1892年開通の伝統を誇り、スイスで唯一、蒸気機関車の定期運行を続けているブリエンツ・ロートホルン鉄道と1976年7月から大井川本線で日本初の蒸気機関車の動態保存運転を始めた大井川鉄道は、ともに蒸気機関車の灯を守り続けていると いうことから1977年12月に姉妹提携を結びました。1990年に同社の井川線がダム建設のため迂回線を新設する際には姉妹鉄道にならってアプト式を導入。現在では日本唯一のアプト式歯軌条鉄道となりました。また、姉妹鉄道の縁から、麓の町であるブリエンツと大井川鉄道本社のある静岡県金谷町(現・島田市)も1996年8月10日に姉妹提携しました。ブリエンツ・ ロートホルン鉄道では同年に製造された蒸気機関車15号に〈Stadt Kanaya〉というプレートを付けて運行しています。

抜粋:ブリエンツ・ロートホルン鉄道|スイス政府観光

日本とつながりのある、ブリエンツのロートホルン鉄道。なんだか嬉しくなりますね。

アプト式とは?

スイスのカール・ロマン・アプトが考案した歯車式鉄道。 2本のレールの中央にのこぎり状に歯を刻んだレールを2〜3条位置をずらして並列配置し、それに車両の床下に設けた歯車をかみ合わせた方式。 急な斜面でも滑らずに登降が可能で、重量のある車両にも適しています。

見える景色

ロートホルン鉄道から見える、景色の全貌をビデオ、写真と共にお届けしたいと思います!

※これからロートホルン鉄道に乗る予定がある、楽しみをとっておきたい方は、もしかしたら見ないほうがよいかもしれません。

鉄道からの景色

ブリエンツ駅から、頂上の駅まではおよそ1時間もかかります。

 

Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an

 

Ein Beitrag geteilt von AdzuKi (@qz9_jts)

発車数分後の景色です。

ブリエンツ湖綺麗ですね。いつもため息が出ます。。。

ここからはどんどん山道を走っていきます。

何をすることもなく、ただ景色を楽しむ。自然で息をする。

ブリエンツの町が見えてきました。小さな美しい町。

すれ違う反対方向行きの列車に、手を振ったり、挨拶したり、

「こんなところに人が住んでるの?!」と思ってみたり、

子ヤギたちが、飛び出してきて注意されたり…

緑でいっぱい☆彡

そういえば、この”たてがみ”のような部位、ロートホルンの特徴だと、前に行ったときも思いました。

だんだんと頂上に近づいて来ました!約1時間癒しの時間となりました。この間、途中駅プラナルプ駅で止まったり、トンネルを通過したりもします。当たり前ですが、蒸気機関車のため水の補充もしていました!

頂上から撮る、ブリエンツ湖、本当に綺麗でした。前回も書きましたが、ブリエンツ湖は何となく霧がかかっていて、神秘的なエネルギーを持っています。他にはないターコイズブルーはいつみても現実味がありません。

頂上では

鉄道から降りた後は、近くを歩いたり、レストランで食事、休憩ができます。楽しんでくださいね♪

この日は寒くて、レストラン外で食事している人はあまり見かけませんでした。頂上は麓では考えられない風の強さ、寒さになることが多いので風よけできるような上着を持っていくことをお勧めします。

あずき
あずき

この日スイスはかなり暑く、私は薄着していました。ですが山頂に着くと風が強く寒く、帰りの列車で「寒い寒い」と言っていたところ、なんとルーマニアから来られていた、山で人を救助する軍団から上着を貸していただけました。本当に温かかったです・・・

お花を入れて綺麗な写真を撮ってみました☆彡

この日は風が強く、ブリエンツ湖の上を雲の影がよく動いていました。ずっと眺めていました。

帰りの注意点

返りの列車には予約制はなく、列車が発車する30分前には駅に向かうように勧められています。特に夏休みシーズンは混みまくります。。。

私が行ったときは、すごい人だったため、増便されていました。ですがそれでも1時間近く待ちました。

2体運行のため、列車をまるごと眺めることができたのは貴重でした。

 

Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an

 

Ein Beitrag geteilt von AdzuKi (@qz9_jts)

おわりに

いかがだったでしょうか。

機関車ってなんかいいですね♪是非実際に乗って体感していただきたいです。

ですが、今回逆に日本の蒸気機関車にも興味を持ちました。いつかトーマスみたいな蒸気機関車にも乗ってみたいです。電車に揺られて、素敵な景色をみて、なんだか果てしない気持ちになれそう。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

この記事を書いた人
あずき

韓国ドラマ『愛の不時着』を友人から勧められて見て以来、コロナ禍でスイスに来ることのできない日本の皆様に向けてロケ地などを紹介していました。このブログでは、スイス旅行に役立つであろうことだったり、変哲の無い日常での出来事だったりを綴っています。記事を読んでくださる皆様のお役に少しでも立てれれば、嬉しいです。

あずきをフォローする
スイス
スポンサーリンク
シェアする
あずきをフォローする

コメント