2023年6月から、イゼルトワルド料金規制・バスの変更について

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韓国ドラマ『愛の不時着』で見るスイス
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愛の不時着で一躍注目をあびたイゼルトワルドですが、観光客の急な増加、大量のごみの廃棄などの問題をうけて、今後、村への入場規制がもたらされることになりました。“ブリエンツ湖の真珠”と呼ばれるイゼルトヴァルト、はたしてどうなっていくのか…

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観光公害をうけて

イゼルトワルド観光地化された今、いつも物凄い人で溢れているそうです。静けさを売りにしていたあの村はなくなってしまったんだとか。

観光バスがひっきりなしに乗り入れ、駅から村へ向かう区間バスが満員で住民が乗れなかったりと、村の人々への暮らしに影響が出てきています。また、食べ物の持参による、ゴミの廃棄で「ごみツーリズム」と言う住人も。(´;ω;`)

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観光バスの入場制限

観光バスが高速道路を出ると、すぐにイゼルトワルド観光専用の警備サービスがバスを誘導することになりました。事前に予約をし、駐車料金を支払ったバスのみが村まで行くことができます。

一方で一般バスの増便

インターラーケン東駅~イゼルトヴァルト区間のバスを運営する地元の公共交通機関であるポストバスは、昨年から定期的に増便を図り、観光客の急増に対応してきました。今年に入り、ピーク時には1日当たり最大2千人の観光客が見込まれることから、6月1日から2階建てバス、高速ダイヤの導入を開始すると発表しました。週末には1日最大34便を運行し、混雑の緩和を図るということです。

ポストバスとは、スイスポストの会社が経営しているバスのこと。バスの黄色が特徴。

いろいろな問題を抱えながらも、村の人は、来る目的に関係なく、すべての訪問者が村の本物の魅力を満喫し、イゼルトヴァルトの真の真髄を体験できるようにすること掲げています。

桟橋の有料化

リ・ジョンヒョクがピアノを弾いていたあの桟橋は、回転式改札口が設置され、これからは一人あたり、 5 スイスフラン(約770円)を支払わなければいけません。

これには、かなり不満の声が上がっているようです。

私が前回行ったときは、コロナは衰退し、海外から(特にアジア圏)もたくさんの観光客の方々がいました。とくに桟橋には多くの人が集まり、列をつくり、桟橋の上では写真を撮るたくさん人々の姿が見受けられました。リジョンヒョクのピアノシーンの曲を大音量で流したり、また、数人が桟橋に長居することで、他の方へ迷惑がかかっているのではないかという状況も見受けられました。ですが、そのシーンに浸りたい、長く居たい気持ちもすごくわかります。難しところです。

スイスは最近はどちらにしろ、人が集まるところは最近は有料化され始めています。チューリッヒから行けるユートリベルグの山も展望台は昔は無料でしたが、ここ最近は、有料になっています。

観光地となった今、仕方がないことのようにも思えます。

おわりに

とても残念なお知らせになってしまいました。観光地となれば様々な国から人が訪れます。もちろん常識も違いますし、マナーへの意識の仕方も違います。しかし、一人一人がそれぞれが思いやりをもって行動していきたいですね。

実際、チューリッヒではお祭りなどの日では、ゴミのポイ捨てなどについては驚くほどに寛容なときもあります。しかし、イゼルトワルドがどういうところなのか、いる以上はマナーを守り、ごみについては本当にしっかり考えていただきたいと思いました。スイスには公共用のごみ箱がたくさん設置されていますが、このような状況ではごみを持参というルールもあってよいのではないかと思います。

幸い、立ち入り禁止などにはなることがなくてよかったです。イゼルトワルドの住民にはマイナスな意見を言う人もいますが、同時に、繁栄して嬉しいという声もあります。

この記事を書いた人
あずき

韓国ドラマ『愛の不時着』を友人から勧められて見て以来、コロナ禍でスイスに来ることのできない日本の皆様に向けてロケ地などを紹介していました。このブログでは、スイス旅行に役立つであろうことだったり、変哲の無い日常での出来事だったりを綴っています。記事を読んでくださる皆様のお役に少しでも立てれれば、嬉しいです。

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