革命的なトイレ、たまたまチューリッヒの山道を歩いていて見つけました!
その名も『コンポトイ(Kompotoi)』
環境に優しい革命的なトイレ
堆肥を利用したトイレ
“Kompo“は堆肥(compost)からきた言葉。
スイスでは、家庭からでる生ごみを微生物の働きを活用して発酵・分解させるコンポストを利用している方は多くいます。スーパでも、家庭の生ごみ用のゴミ箱(コンポストと呼ばれる)がわざわざ売られています。
”Toi”は”Toilette”(トイレ)を指します。
木製
こちらのトイレほぼ木製です。
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トイレの仕方
そうなんです、トイレの中に流す水はなく、木くずを使います!
なんと古典的なんでしょう!!
- トイレをします(小・大どちらでも)
- 専用のトイレットペーパを使います
- スコップを使って木くずを上からかぶせます
・・・終わりです。
革命的・・・ですよね!
もちろん賛否両論あるとは思いますが、環境に良い、そして一番驚きなのが、イヤな臭いが全くない!ということでポジティブにとらえています。コンポトイの会社でも、このトイレが無臭であるということは大きな魅力であると話しています。
しかし乱雑な利用により、便座の上に木くずが散らかってしまうことがあるのはマイナスポイントかもしれません。コンポトイは現在、公共の場に置かれていることが多く、周りを省みない使い方をしてしまうと、大変な迷惑になってしまいますね。
トイレットペーパーも色が濃く、特別な紙質のようでした。
コンセプト
動物からの物を肥料にするように、人間からの物もそうしてしまおう!という考えです。
私も先ほど述べたように、一見、環境に良さそうですが、さて本当にそうなのでしょうか。
調べてみました。
どのように人間の排泄物は肥料になるのか
『コンポトイ(Kompotoi)』のコンセプトでもある、”堆肥化”を行えば、病原体を含んでいる菌を熱で殺すことができるので人間の排泄物でも肥料として安全に使用することができるのだそう。
現在の利用
こちらの『コンポトイ(Kompotoi)』はチューリッヒからすぐ行ける、ユトリベルクへ行く途中で見つけました。最近は、街中でも見かけるようになりましたね。
おわりに
このトイレ、全く臭いがないところが一番驚いたポイントです。
個人的には、少しでも資源を無駄にしない環境を作る上で、さらに増えていくと良いのではないかと思います。
改めて思ったのですが、「トイレ」の技術は”既に”すごいですよね。今の機能を兼ね備えたトイレが発明された時点で革命と言って良いと私は思います。
面白いことに、国によってはトイレットペーパは流してはいけないというルールも存在します。下水管が細くて詰まりやすい、トイレットペーパーの質が悪く水に溶けにくいなどの理由があるそうです。国によっては、トイレットペーパはゴミ箱にいれなければいけませんでした。そうすると、やはり”臭い”が気になります。
色々な面でメリットやデメリットがあると思いますが、少しでも地球に優しい環境づくりができると良いな~と思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。
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