オープニングで使われた曲のタイトルにもなった『シグリスウィル』、そしてパノラマ橋から見える景色とは?

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panoramabrucke-eyecatch 韓国ドラマ『愛の不時着』で見るスイス
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『シグリスウィルのパノラマ橋』といえば、言うまでもなく、あの橋の上のシーンですよね。

あの絶景の中にある橋だからこそ、ユン・セリの橋の上でのシーンの緊張感は、視聴者に強く伝わったのだと思います。

また、”Sigriswil“はオープニング曲のタイトルにもなったところです。ドラマ中にスイスの場面が出てくるとき、よくこの曲が使われていました。

シグリスウィルの町はトゥーン湖に面しています。そしてインターラーケンの町を挟み、反対側にはイゼルトヴァルトの村が面するブリエンツ湖があります。ここら辺一帯はベルナーオーバーラント地方と呼ばれ、スイスらしい絶景が見られることで観光地として既に人気のある場所です。

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シグリスウィルへ行ってみた

チューリッヒから電車にのって約1時間半、ようやくシグリスウィルへ向かうまでの”電車の最寄り駅”、トゥーン(Thun)駅に着きました。

なんともうこの駅から、雪を少しかぶった遠くのアルプスの山であろう山々が見えます。

隣接のバス停へ移動し、トゥーン駅から25分かけて、シグリスウィルの町へ向かいます。

バスの中からは、観光地化したトゥーン市内の街並みやトゥーン湖、そして近くの山々の景色が見られます。湖沿いを長い間走った後、いよいよバスは坂道をくねくね上り、最終駅シグリスウィル・ドルフ駅に到着します。

パノラマ橋へ

シグリスウィル・ドルフ駅でバスから降りると、小さなグレーの塔、そして赤い屋根の教会と、スイス特有の花でいっぱいの可愛らしい墓地が出迎えてくれます。

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ドルフ駅の目の前にある教会

地図を見ながら、パノラマ橋があるであろう方向へ歩いて行きます。近くには学校のような建物もありましたね…

 

すると右手の方に見えてきました!

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「Wow(わぉ)・・・!!」

一瞬言葉を失ったあと、”こんな高いところにまあ、よく橋を建てたなぁ”と、感心してしまいました。

橋の前には”シュタインボック”と呼ばれるアルプスの山に生息する山羊の木像が立っていました。

このシグリスウィルのパノラマ橋は、2012年の10月に開通し、長さは340m、高さは182mあります。
橋を渡るのには8スイスフランかかります。ここには”支払い場所”のようなところはなく、硬貨を自分で賽銭箱に入れる形になっていいます。小銭8スイスフラン分事前に用意しておくことをお勧めします。

橋を渡ってみた

やはり、この高さの橋の前に立つと、ワクワクと興奮してくるのでした。

いよいよ橋を渡る時がきた・・・

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橋を渡っていくと、左手にトゥーン湖、そして山々が目の前に広がります。

景色は美しいのですが、私にとっては、足を踏み出すたびに、足がすくみ、こんなところで撮影したと思うと、”ぞっ”としてしまいました・・・。

橋は思ったよりも長く感じられ、なかなか反対側には辿り着けず、真ん中に来た時が一番怖く感じました。

景色どころじゃなーい!!(泣)

と思わず叫びたくなりました。

★パノラマ橋はスリル好きの方にはかなり楽しんでいただけると思います。

せっかくなので、再び”ぞっ”としながらも、橋の下の様子も覗き見しました。

この橋はグミ渓谷と呼ばれる渓谷に架かっており、下を見ると川が流れており、滝の流れるような音もしていました。そして先には木々でいっぱいに広がっていました。

もちろん橋は頑丈に建てられているので、何の心配もなく渡ってくださいね!

素晴らしい景色

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「怖い怖い」と言いながらも、パノラマ橋の真ん中にいる時に見えた景色は・・・やはり絶景でした。

バスからも見えていた、トゥーン湖ターコイズブルーの湖は太陽に照らされて、ところどころエメラルドグリーンに光り、青々しい山々が目の前には広がっていました。

この瞬間は「ここまで来てよかった!」と思える瞬間でした。

panoramabrucke-view2

まだ雪の残った遠くのアルプスの山々も眺めることができました。雪化粧された姿はさらに素敵ですね!

やはり絶景を見るには、”できれば”天気が良い日を選ぶのがポイントです。

橋が架かるグミ渓谷

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グミ渓谷から見た、パノラマ橋

せっかくなので、パノラマ橋の下に広がるグミ渓谷を散策してみました。緑がたくさんで橋の上にいるときよりも大分涼しく感じました。

グミ渓谷から見えたパノラマ橋を見て、またしても「こんな橋の上で撮影していたのか・・・」と思い返し、”ぞっ”としてしまいました。

どんどん突き進んで行くと”峡谷“とも言えるような深い渓谷を発見しました。

近くで見るとより、深さがあり、「ふむふむ。これが”“というものなんだな」と実感しました。

今まで生きていて、谷なんて実際に見たことがなかったので、感慨深くなってしまいました。

橋の上から聞こえてきた水の音は、ここからの音でした。川がずーっと流れており、少し段差があるところで、水の流れる量が多くなり、水の落下す音が強くなったことで、滝の流れるような音がしていたのだと分かりました。

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景色について色々と考えてみた

自然のグラデーション

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“なんて美しい山の色をしているんだろう”

これはイゼルトヴァルトの”ゼーブルグ城”を撮った時に、背景に映った山を見たときにも思ったことです。シグリスウィルから見えた山々は、イゼルトヴァルトで見た山と同じような深みのある色味グラデーションをしていました。そしてその色が湖に続いていき、さらにグラデーションになっていきます。

この光景は、さらに自然の深みある美しさを感じさせ、私の目を惹くのでした。

湖の色

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シグリスウィルのドルフ駅周辺には、大きくカットされた石が並べられて置いてある場所がありました。きっとここ周辺の山で採取されたのでしょう。

この色を見て気づきました。この色こそが”湖の色“でもあるんだと。そして氷河もこのようなエメラルドグリーンの色をしているものがあったとか。氷河も湖の色に関係しているんですよね。スイスの山や湖を見ていると、こんなことにも興味がどんどん湧いてくるのでした。

ロケ地までの行き方(今回の旅の例)

10:02 チューリッヒ中央駅発の電車11:24 トゥーン(Thun)駅着

トゥーン駅のバス停へ移動します(2~3分)。25番のバスに乗ります。

11:31トゥーン駅発 → 11:56 シグリスウィル・ドルフ(Sigriswil, Dorf)駅着

④バス停から左手に見える、教会・墓地・学校を横目に真っ直ぐ進むと、右手にパノラマ橋が見えてきます。

おわりに

シグリスウィルのパノラマ橋、スリル満点でとても良い経験(?)になりました。そして自然に関しての発見もたくさんありました。橋を渡らないとしても、シグリスウィルのドルフ駅まで行き、辺りを歩いて見渡せば、美しい湖と山は眺めることができるので、安心してください。いいえ、でも橋を渡ることをおすすめします!!

近くには学校があったことには驚きました。こんな絶景が見られるところに学校があるなんて、子供たちは良いですね~。

なんといっても美しい景色は目の保養になり、そして自然を見たり感じたりすると、改めて「生きていてよかったな~」と思えます。将来は、あそこらへんに住みたいな、なんて思ってしまうようなシグリスウィルの町でした。

是非、一度訪れてみてください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事を書いた人
あずき

韓国ドラマ『愛の不時着』を友人から勧められて見て以来、コロナ禍でスイスに来ることのできない日本の皆様に向けてロケ地などを紹介していました。このブログでは、スイス旅行に役立つであろうことだったり、変哲の無い日常での出来事だったりを綴っています。記事を読んでくださる皆様のお役に少しでも立てれれば、嬉しいです。

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